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【2026/02/04 11:11 】 |
GENOCIDE 2(ジェノサイド スクウェア)
GENOCIDE 2(ジェノサイド スクウェア)



対応機種:FM-TOWNS
発売日  :1993/04/28
価格   :\12800

発売元  :ZOOM
関連web :http://www.zoom-inc.co.jp/





Briefing.

「GENOCIDE(ジェノサイド)」とは、1989年ZOOMからX68000用ソフトとして発売された作品である。
1991年には2作目「GENOCIDE 2(ジェノサイド スクウェア)」を発売。当時パソコンゲームフリークの間では一目置かれたタイトルだ。

1993年、ZOOM(ズーム)はFM-TOWNS参入第1弾としてこの「GENOCIDE 2(ジェノサイド スクウェア)」を発表する。価格こそ\12800と割高なものの、「1」「2」がカップリングされたお得なパッケージであった。



ZOOM(ズーム)とは何者か

製作集団ZOOMについて説明しよう。このメーカーは処女作「GENOCIDE(ジェノサイド)」を皮切りに、圧倒的な技術力を携えて当時多くのユーザーを魅了した。
代表作として背景演出が冴え渡るシューティング「PHALANX(ファランクス)」、実写並の美麗グラフィックを再現したレース「OVER TAKE(オーバーテイク)」、家庭用オリジナル3D対戦格闘の最高峰として名高い「ZERO DIVIDE(ゼロディバイド)2」等が挙げられる。
(外注としてはDC「スーパースピードレーシング」やPS2「蚊」の製作にも関与)

知る人ぞ知る存在なのは、正直なところ企画力が弱く、それを技術力で補っていた部分が多いからだろう。過去にメディア上にて、デザイナーの福田氏が"超高校級ゲーム製作会社"と銘打っている
辺りからも伺える。

個人的な主観を含めれば、ZOOMはX68000黄金期においてMSXユーザーにおけるコナミのような存在だったのかもしれない。 それほどユーザーの期待度は大きかった。


冴え渡る匠の技

本作は極めてオーソドックスな2Dアクションゲームである。ステージ構成は全6ステージ・18エリア。
メインとなる「プラズマサーベル」とオプション支援ユニット「ベティ」を駆使し、敵を撃墜していくといった内容だ。

何故そんな普通のゲームが絶賛されたか、それは前述の通り卓越した技術力にある。

まず目を惹くのが滑らかに動くキャラクターだ。画面狭しと表示されるその大きさは、当時ではアーケードの様な高性能ハード以外お目にかかれないことであり、見る者を圧倒した。
心地良い操作性や難しすぎないバランスも見事だろう。やや体力任せの力押しが可能なので少々大味な部分も否めないのだが、シンプルなシステムにはむしろこれが丁度良いのかもしれない。

続編の「2」ではダッシュやジャンプ蹴り・防御といったアクションを追加し、ベティの性能も大幅にパワーアップ。 キャラクタはシャープになりモーションも更に美しくなった。
下野秀幸・木村直之の両氏によるPCM+FM音源を巧みに使いこなした極上のBGMは、ゲームミュージック愛好者の間ではカリスマ的支持を得ている。CD化されていないのが残念だが、是非聴いておいて損のないクオリティだろう。

世界観や設定にもこだわりが見える。
荒廃した未来社会、人類は国家毎に地球環境や経済格差・治安といった様々な問題を抱えていたが、状況を打破すべくそれらを1つに統括するシステムが発案・開発された。「MESIA」である。
だが全ての人々がこのシステムを歓迎したわけではなく、さながら原発問題のように取り上げられていた。何故なら「MESIA」システムの指導に異議を申し立てた者には制裁が待っていたのである。
制御してきたコンピューターは次第に人類へ反乱、それを食い止める為に人類は最新鋭兵器を開発し立ち向かうという---、現在でこそ使い古された題材であるが、この頃はまだまだ新鮮味があった。
(ちなみに1作目の89年は、SF漫画として有名な「攻殻機動隊」が連載されたばかり)
当時80年代は地球の環境問題や各国の治安にスポットを当てたニュースがよく報道されており、その時代を反映したのか漫画やアニメではリアリティのある題材が多かった。特に「AKIRA」は代表作ともいえよう。
また余談ではあるが----- 、"人類の驕り"という本作のテーマは後に「ZERO DIVIDE(ゼロディバイド)」でも再提示される。


是こそ完全版也

カップリングと称したが、FM-TOWNS版はバランス面やデモ関連がかなり調整されている。特に「2」でのゲーム部分の最大の違いはオプションユニット「ベティ」の使用制限が無くなったこと。X68000版では使用に時間制限があり、エネルギーが無くなると充電しなければならなったので嬉しい変更点だ。本作の肝となる部分なので、全般的にゲームバランスは若干易しくなっている。
「1」に関してはプレイ感覚がかなり異なるのでアレンジ版と思った方が良いだろう。ステージ開始前の会話シーンはカットされているので物足りない部分も。

音周りは全体的にパワーアップされている。この辺はPCMを惜しみなく使ったFM-TOWNS版に軍配が上がる。BGMの音源の違いによる違いは好みが分かれるかもしれないが、元のメロディラインが非常に美しいので些細な問題だ。


TIPS.

本作はSFCやPCEにも移植されている。が、内容は残念ながら両作ともあまりに酷い出来な為、とてもお勧め出来る代物ではない。
今遊ぶなら、現在ZOOMの公式ページにて無償配布されているX68000のエミュレーション版が良いだろう。(04/10現在メンテナンス中であり、配布は一時中止のようだが)

また、本作FM-TOWNS版は非公式ながらMARTY対応になっている。デフォルトでは画面下部が表示されていないが、オプションで画面モードを切り換えれば問題なくプレイ可能だ。
パッケージには非対応となっているが、これは当時MARTYとFM-TOWNSは別のライセンス許可を得る必要があり、対応の記載をした場合サードパーティーは2重にライセンス料を支払う必要があったからである。ZOOMのこの表記は、いわば隠れ蓑みたいなモノだろうか。
当時の富士通の目先の利益を追求した馬鹿らしい戦略には辟易すらしてしまう。これではメーカーが撤退するのも無理はないだろう。
(ちなみにMARTYとは富士通がマルチメディアマシンとして家庭用TVに繋ぐ事が可能なゲーム機として特化したマシン。形状はPCEのDUO-Rに近い)

あくまでTVという大画面でゲームを楽しみたい!という御仁にはこちらをお勧めしたい。

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【2010/12/10 00:33 】 | review | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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